（４）あなたの内側にあなたという存在についての
真実があります。

● あなたという存在についての真実はあなたの外にはない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 P143
　あなたは今まで、「自分とは何なのか」「人生とは何なのか」「自分は何をしているのか」と
いうことの真実を知らないで過ごしていたのです。あなたが自分の外側を探していても、その
答えは何処にもありません。ある人が外からその人のフィルターを通して他の人間を研究した
成果を書いた本を今の見方のままで読んでも何も分かりません。あなたがあなたの内側を見な
い限り、あなたが外を探している限り、真実は永遠に分かりません。永遠に悩み続けることに
なります。あなたがそういうものを自分の外側に探しているならば、誰かが自分自身を通して
出てきた心の声を言葉にしたもの、その人自身の内側の声について書いたもの、その人自身の
体験について書いたもの、その人が話したこと等々は、あなたがそれらを全部受け入れない限
り、あなたがその通りに行動しない限り、その人が語る現実はあなたには見えない（体験でき
ない）のです。あなたの外側にある情報を疑いの目で見ている限り、あなたには真実は体験で
きません。
　実は、「チャネリング」や「神示」のようなもの（あなたが「うさんくさい」「疑わしい」と
いって、それを受け入れることで自分がそういわれるのを嫌って、避けていたもの）の中に、　　　　　　P144
宇宙のメカニズムやあなたという存在についての真実がたくさん語られています。あなたがそ
れを使わない限り、あなたにはその真実は絶対に見えません。あなたが自分のルール違反の責
任をとって、悪くなるのをさけなければ、全部行動できます。その時に初めて分かるのです。
あなたから出てくる心の声、初めの初めの「したい」「こうだ」というのは、あなたを「生か
している」存在（＝神様）からのメッセージです。言うなれば、あなたを創った、あなたの存
在するこの宇宙をつくった当の本人の声なのです。神様は、人間がどんなに妨害工作をしても、
どんなに疑っても、どんなに拒否しても、どんな形ででも真実を伝えることができます。あな
たが受け入れないならば、長谷さんを通してあなたに間接的に伝えることもできるのです。あ
なたがそれを疑って「でも」「だって」をやっているから、神様が見えなくなるのです。外に
確認する無駄な時間を使うことになり、自由な時間が無くなるのです。今あなたの目の前に氾
濫している情報の中に必ず真実を語っているものがあります。あなたが探しているものはあな
たが持っているものなのです。本当は、あなたは初めからすべてを知っているのです。あなた
自身が何と言っているか、が唯一信頼できる答えです。

● あなたにとっての真実を見つけ出せるのはあなた自身
　あなたの目の前にあるものについて、自分にとって何が真実なのか、何がホントで何がウソ
なのかを見分けるのはあなたにしかできないのです。『これは本物だ』『あれはニセモノだ』と　　　　　　P145
言っても、実際には、本物もニセモノもないのです。誰かにとってはニセモノでも、あなたが
満足すればそれは本物なのです。たとえあなたを騙そうとしている人がいたとしても、それを
どう使うかは、あなた次第なのです。『うさんくさい』というのも、あなたが『こういうもの
はうさんくさい』と決めているだけのことで、今までそういうふうに習っているだけのことで
あって、そういうものがあるわけではないのです。あなたがそういうふうに決めつけているか
ら今までそういうふうに見えていただけです。「それ」自体はニセモノでもホンモノでもない
のです。あなたにとってどうなのかは、あなたがやってみないと分かりません。誰かがやって
いようがいまいがそんなことは関係ないのです。あなたが最初の一人だとしたら、いったい誰
の言うことを聞くのですか？
　あなたの外に探していても、真実は永遠に見つかるはずはありません。あなたの選択の際に
頼りになるのは、あなた自身の声、あなた自身の感じる響き、あなたの思いだけです。それが
「直感」です。神様が直接語る声なのです。「直神（ちょっかん）」です。あなたの初めの閃き
が神様の声です。それがあなたを悪くするものに見えても、それを受け入れれば、悪くなって
良くなるのです。悪くするのは良くするためです。あなたが、これが分かって、したことに責
任をとるならば、何かを避ける必要も疑う必要もありません。あなたは答えを外に探しません
から、騙されることもないのです。あなたがどんな理由で何を信じるかは自由ですが、あなた
がＹＥＳといったものは、たとえ他の人がすべてＮＯと言ったとしても、あなたにとってはＹ　　　　　　　　 P146
ＥＳなのです。あなたにとっては、それが真実なのです。体面とか評価とか悪くなることを気
にしていると、あなたの掃除は進みません。真実は見えません。あなたは本当の天国を体験で
きません。体験せずに死にます。
　外に探さずとも、あなたの中に、そういう声は常に聞こえています。あなたが疑っているだ
けです。悪くなるのを避けているから、そういうふうに見えるものをカットしているだけです。
まだやっていないのですから、かつては悪くなったことがあっても、誰かが悪くなっていると
しても、今ここ今この時は一度きりですから、まだやっていませんから、今回はどうなるかは
分かりません。あなたがやらない限り、悪くなって良くなるということも分かりません。あな
たが、このメカニズムを自覚できないならば、認めなければ、それは、自分で自分を知ること
を放棄していることになるのです。そして、永遠に誰かの言うことを聞いて、何だか分からな
くなって、混乱して、誰かに責任を押しつけてお茶を濁すという体験が続くだけなのです。自
分勝手な迷惑です。最期の最期は自らの本当のイノチを放棄することになります。それは同時
に天国を放棄することでもあるもです。

● あなたが探している「本当の宗教☉」はあなたの内側にある
　あなたが内側を見ようとせず、なおかつ、そういうものを避けている限り、あなたは何も知
らないまま輪廻転生を繰り返すことになります。それが今までのあなたのゲームです。「教祖　　　　　　P147
様」を信じる宗教は、あなた自身の本質は教えてくれません。あなたが誰かを信じることで安
心したいという欲求を満たすことができるだけです。「奇跡」が起きたとしても、それはその
「教祖様」が起こしたわけではなくて、その「教祖様」を通して起きたことをあなたが体験し
ただけです。あなたが目に見える誰かにしがみついているとき、「奇跡」は起きるかもしれま
せんが、永遠に自由にはなりません。神様の世は今のあなたから見て、「奇跡が当たり前」で
す。奇跡を探している限り、真実は見えません。ずっと騙され続けます。あなたが外のものに
しがみついているとき、あなたは永遠に外に答えを求めつづけるからです。あなたの答えはあ
なたの中しかありません。あなたがその答えを自分自身で拒否しているだけなのです。あなた
がその答えを自分自身で疑っているだけなのです。自分で自分を信頼しない限り、あなたは答
えを得られません。神様は渡しません。
　あなたの外にある「宗教」は、あなたを助けることはできません。あなたが求めている宗教
はあなたの中にあるのです。あなたの中にある宗教と同じものを外に探しているだけなのです。
教祖様があなたに何か言ったとして、その言葉を聞いてあなたが安らぎを感じたとすれば、そ
れはあなたの中にあった言葉なのです。あなたの内にあることを使った結果はあなたの責任で
す。あなたがあなたにその言葉をかければよいのです。あなたが宗教そのものなのです。あな
たが教祖様なのです。あなたがあなたの神様なのです。あなたが外に探している神様もあなた
の内側に存在します。あなたが「生かされている」から、あなたの中に、あなたの真実を教え　　　　　　P148
る声があなたの肉身（肉体）を通して翻訳されるのです。あなたのことを「気違いだ」と評価
する人の評価というものを恐れて、それを聞くのを話すのを書くのを実行するのをあなたがや
めているだけです。やめているからあなたは何も分からず、分からないから何もできないので
す。あなたが『自分とは何か』を教えてくれる声を拒否しているのですから、何のためにここ
にいるのかわからなくなるのは当然です。あなたがあなたを混乱させていることになります。
あなたがあなたの葛藤を作った張本人です。あなたのストレスの加害者はあなた自身です。あ
なたの病気の原因はあなた自身の疑いの心です。

● あなたの内側の声をすべて受け入れるとあなたの真実が見えてくる
　「正常」か「異常」かというのは、あなたのもっている基準でどうにでも変わります。人の
基準でどうにでも入れ替わります。あなたが「生きている」ならば、あなたはあなたのことを
すべて知っているのですから、そういうことに振り回されることはない筈です。あなたが「自
分探し」をしているとしたら、あなたは「生きていない」ことになります。あなたの「内なる
声」をすべて受け入れる（実行する）と、あなたという存在の真実がすべて見えてくるのです。
神様が見せてくれるのです。あなたが「生かされている」ことを自覚したならば、もう、アレ
コレと心配することは必要なくなります。あなたがどう避けても清算の苦労は来ますし、苦労
する必要がなければ苦労する状況は来ません。うまくいっている時にいかない時のことを心配
する必要はありません。苦労する時にはしますし、その時には解決策をくれます。その瞬間ま　　　　　 P149
でに解決できるだけの材料（考え方／智慧）を得る体験をさせてくれます。あなたは今悩んで
いるからこの本があなたに渡ったのです。必要なものはすべてその時にあります。苦を避ける
準備はいりません。
　あなたが完全に神様を信用したら、もっと他にしたいことをすることができます。あなたの
人生を自由に遊べるのです。あなたが怪我を一〇〇％回避できないならば、あなたは「生きて
いる」ことにはなりません。「偶然」というものはありません。すべてピッタリに神様があな
たに渡しているのです。自分の力で「生きている」人間が「偶然」という言葉をつかうのはオカ
シイのです。説明できないことを「偶然」という言葉で片づけている（誤魔化している）だけ
です。「偶然」とは「自然に遇う」ということです。あなたに偶然があるということは、あな
たは自然ではない（不自然な）ことをしている証拠です。あなたは「自分はこの世界にいる」
と認識している状態を「生きている」と表現しているだけであって、あなたの力で「生きてい
る」わけではないのです。あなたが「生きている」と思っているならば、あなたが病気になる
原因が何かは、あなたにも、医師にも分かる筈です。原因が分かれば、絶対にならない筈です。
一〇〇％治せる筈です。治すという概念すら必要なくなります。あなたも医師も『今まで学ん
だ知識からすると、たぶんこれが原因だろう』というものを原因だと言っているだけに過ぎま
せん。『今までは、他の人には、こうしたら治ったことが多かった』というデーターに基づい　　　　　　　　P150
て治療しているだけです。すべてのすべてがあなたとは関係ない幻想に基づく推測です。どん
な科学でも、どんな道徳でも、すべてが宗教です。
　僧侶や牧師やカウンセラーや医師や学校の先生や親が真実を何も知らないのだとしたら、あ
あなたはどうやって真実を知るのでしょうか？　そのカウンセラーや医師や学校の先生のそのま
た先生が何も真実を知らないとしたら、誰が真実を教えるのでしょうか？　あなたの外側に真
実を知っている人間が誰もいないとしたら、あなたはどうやって真実を知るのでしょうか？
あなたはそういう人たちに真実を求めているのかもしれません。ある人がウソをホントだと思
っていればその人は真実を教えている（つもりになっている）のですから、その人の言うこと
は「ウソ」ではありません。あなたが自分が騙された（思い通りにならなかった）ことを勝手
にその人のせいにしているだけです。あなたの真実というのは、あなた自身の内側の声を、あ
なたが実際に行動して体験することで、一つ一つ確認していくしかないのです。あなたが真実
だと思えばそれが真実です。あなたはその真実を生きつづければよいのです。これはウソでは
ありません。それができれば、あなたの外側にあるものがすべて偽りだったとしても、あなた
は真実を知ることができるのです。あなたの外が「ウソばかり」だとしても、あなたはそこか
ら真実を抽出することもできるのです。長谷さんがこの本を書ける理由がわかりましたか？

● あなたが家族や友人の生死を心配するのは単なるあなたの都合　　　　　　　　　　　　　　　　　　P151
　そもそも、「病気」とは「健康」とは「死」とは何か？　という定義付けもあなた独自のも
のであり、あなたが「病気」や「死」の定義付けをしていることそのものが「魂の病気」だと
も言えるのです。無いものをわざわざ想像する（考える）ということはどういうことでしょう
か？　「健康である」ことと「病気である」ことはイコールなのです。視点が、基準が違うの
です。『いや、健康の反対が病気だ』というのは、あなたと長谷さんの定義付けの違いに過ぎ
ません。その議論をして遊ぶこともできますが、一〇〇％納得する答えは永遠にでません。あ
なたが「生かされている」のだとしたら、あなたは何を心配しているのでしょうか？　あなた
がどうなるかはその時に分かります。あなたは何かを避けているから先を知ろうとするのです。
あなたが今のままでもあなたの心配していることが起きないとは限りませんし、あなたが新し
い自分を行動してもあなたの心配していることが起きるとは限りません。心配しているのは、
「？」がある証拠です。
　あなたの生死すらどうにもならないのですから、あなたの家族や友人の生死は、当然のこと
ながら、あなたがどうこうできるものではないのです。ましてや、地球環境を心配しても、あ
なたにはどうにもならないのです。そういうことは、あなたが心配することではないのです。
あなたは神様ではありません。あなたがどうあがいても生死（神様／自然／気候）は自由にな
りません。あなた以外の人の生死を心配するのはそれぞれの本人の役目です。あなたが心配し　　　P152
ようがしまいが、その人の生死というのはあなたにはどうにもならない、その人の問題なので
す。あなたが心配したとしても、それは、あなたが『病気になってほしくない』『死ぬところ
を見たくない』というあなたの都合から出たニセの思いやりです。あなたがそれを避けようと
しても、あなたにはどうすることもできません。あなたが心配しても、自分が「病気」になる
だけのことです。人のことを心配する前に、自分のことだけを心配したほうがお互いのために
なるのです。自分のためが人のためです。

● 「精神病」も「健康指南」も単なる表現の違いであって同じもの
　あなたは「生かされている」のです。あなたが心配しようと恐れようと、あなたが選択した
結果、何が起きるかはあなたにはコントロールはできません。あなたを通して起きることは、
あなたにどう見えようと、すべてつながっています。「失敗は成功の素」ならば「失敗」はあ
りません。失敗やミスを避ける、失敗やミスを責めるというのはどういうことでしょうか？
失敗を避ければ成功はありません。あなたにとっては何が起きようともすべて成功なのです。
死んでも続くのですから、死も失敗ではありません。危険でもありません。だから、それが起
きているのです。悪くしただけ悪くなって良くなるのです。すべては天国に向かっています。
あなたが何かを避けようと行動したとしても、何が起きるかはあなたにはコントロールできま
せん。あなたが何をしようと、そこで起きることは、あなたがあなたの力で起こしたことでは　　　　　　　P153
ないのです。人がやったこともその人にはコントロールできません。誰かが誰かをどうにかす
ることはできません。外の責任追及というゲームはありません。あなたがアレコレやっている
のは、今ここのあなたが勝手に失敗だと判断するゲームをしているだけのことです。あなたに
できることは『起きたことをどう解釈するか』ということだけです。あなたがすることは、自
分がいいと思うことをどんどん実行することだけです。
　「心の病気」と「体の病気」は切っても切れない一体のものです。「精神病」も「病気心配
性」も「健康指南」も表現の違いだけであって、実際には同じものなのです。プラスもマイナ
スも差別も平等も実際はありません。あなたがそう見ているだけです。あなたの中にすべての
種があるのです。あなたがプラスかマイナスかどちらかを見ているとしたら、あなたは何方か
に偏っていることになります。あなたが何かを判断しているときは、あなたは「偏見」で見て
いるのです。この見方自体を批判するときも「偏見」ですから、批判すると自分が「偏見」を
持っている証明になってしまいます。「左」も「右」も「善」も「悪」もあなたの中にあるも
のです。○も×も比較ゲームで創った道具であって、そういうものは元々ありません。決まっ
た意味があれば全員がそういうふうに見ますから議論はありません。自由ならば自由という概
念も議論もありません。自由を議論しているということは探しているということは、自由では
ないという証明です。＋と－を行ったり来たりしていても相対二元からは抜けられません。＋
も－も両方とも自分が持っているものだと認めて、自分が＋しただけ－すればゼロだと認めて、　　　　P154
ゼロに戻るための－を避けないで行動することが本当のゼロ、天国に戻るまでの唯一の道です。
平面から立体に出て初めて天国が見えるのです。

● あなたが楽に生きられるように「苦しみを感じる仕組み」が創られている
　あなたは「生かされて」はいても、自由意志が与えられています。あなたが何を体験するか
は、あなたの自由なのです。そして、あなたが一番楽に喜びの体験ができるようにすべての仕
組みが創られているのです。あなたがそれを知らずに、教えられた価値観で表面上の評価をし
て、アレコレと抵抗して、悪くなる状況を避けて、苦しみの体験をわざわざ創りだしているだ
けのことです。癌で死ねばメグリが清算できるのに、薬を呑んで、手術をして、わざわざ副作
用や痛みをプラスしているのです。苦しみを避けているあなたが、わざわざ自分で苦しみを創
り出しているというオカシナことになっています。もともとは、あなたには「楽」しかありま
せん。「喜び」しかありません。それしかないのですから、「楽」とも感じません。「当たり前」
とは、取り立てて議論しないことです。「ある」ことを知っていることです。神様はあなたが
抵抗していると、「楽」な道から外れたサインとして「苦」を感じるようにすべての仕組みを
作ってあるのです。神様が、「空気」のような存在になったとき、そういう感覚を「当たり前」
と言うのです。議論はありませんよね。
　これは、あなたという存在を滅ぼさないための「情けの仕組み」です。痛みや苦しみや死が　　　　　　 P155
悪（不幸）ではありません。痛みや苦しみや死を避けているあなた自身のルール違反が痛みを
創りだす原因です。痛んで苦しんで死んで楽になる仕組みです。あなたの肉体の感覚（心）と
いうのは、それを知るための道具なのです。肉体を通して苦しんで、したことを償っているの
です。苦も楽もすべてあなたが自分で選んでいるのです。文句を言うところは自分しかありま
せん。運命とかツキとかいう言葉を使って神様の責任にしないことです。それをすると、自分
の「苦」をさらに進めることになります。これを信じるか信じないかはあなたの自由ですが、
その結果を体験するのはあなたです。苦しみを自分以外の責任にしている限り、それが続くだ
けです。どっちか一つです。あなたはすべてのトラブルのメカニズムを説明できますが？　で
きないならば素直にやってください。問題を創りだすやり方をしている人間には、問題がない
世界がどういう世界かは絶対にわかりません。長谷さんの批判をしたり、「？」したりしてい
るならば、あなたには問題があり続けますから無理です。あなたが問題を創るやり方から出た
ら長谷さんそのものですから、長谷さんの本はもう読んでいません。あなたが「すべての問題
を解結する方法」を書いたら、それはこの本になります。

● あなたが自分自身に素直に生きていれば「人生苦なくて楽のみ」になる
　あなたにとっては、今ここで「したい」ことをやるのがもっとも楽な道につながっています。
それをたどっていくことが、実は、あなたが夢を実現するための最短コースのプログラムの出　　　　　　  P156
来事を体験していく方法なのです。「直感」というのは、その道を歩むためのガイドです。あ
なたがそれを拒否した結果起きることは、あなたがそれを選択しているのですから、何を感じ
ようとすべてあなたの選んだことなのです。あなたが苦しみや悩みを感じているならば、直感
を無視しているサインです。あなたはわざわざ自分の苦労を増やしているのです。あなたが
「選択をする」ということは、あなたがあなたの力で何かを起こすこととは違います。あなた
ができるのは「そこで何を行動に移すか」ということだけなのです。「生かされている」あな
たに起きることは、すべてあなたが選択して行動した結果として体験していることに過ぎませ
ん。あなたは「今ここで何をするか」を決めて行動するだけでよいのです。悪い状況を避けて
思い通りに形を作ろうというのは操作をしていることになります。悪い状況というものを想像
すること自体があなたが悪い心（分裂の心／裁きの心／楽しようの心）を持っている証拠です。
元々無いものを「避ける」というのはどういうことでしょうか？
　あなたは今まで、その心のままで生きてきたのですから、あなたが楽した分だけ誰かに苦を
渡している（その人の楽を取っている）のです。あなたは自分は何も出さずに何かを貰ってい
るのと同じです。あなたは誰かに借金をしているのと同じです。ドロボーをしているのと同じ
です。それを持っていれば天国には行けません。あなたがしただけ返して、借金を返済して、
借りたものを返して、渡したものを引き受けて、元の喜びに戻って初めて楽になるのです。苦
を避ければ楽には戻りません。あなたが人のせいにし続ければ、結果は自分自身に返ってきて、　　　P157
あなたが自滅する一人芝居を演じるだけのことですから、実は、「悪の心」というものもない
のです。あなた個人に「不都合」があるだけです。
　あなたが直感に従って行動していれば苦しみはだんだん無くなっていきます。あなたが本当
に神様に任せて生かされきれば、あなたは喜びしか感じることがなくなります。喜びという感
覚も無くなります。あなたの思い通りにすべて形になります。心と現実が一つになります。あ
なたは心の通りにこの世界を体験することができます。それが本当の天国なのです。神様の世
はそれが当たり前の世なのです。本当は「人生苦なくて楽のみ」です。「楽」という概念もあ
りません。自らが真釣り外しをして「苦」を創って、その「苦」を避けようとして「楽」を創
ったから、「苦楽」の輪廻に入ってしまったのです。あなたがこのことを認めなければ、あな
たは元には戻れません。本当の天国では、すべてのすべてが思い通りになりますから、御利益
求めることも、お祈りをすることも、夢を語ることもありません。予言も必要なくなります。
占い師も霊能力者もいりません。心＝形（夢＝現実）の体験をしますから、従って、楽という
概念もいらなくなります。そうなれば、長谷さんの本も、宗教ももういらなくなってしまいま
す。あなたは「完全に自由」です。誰もコントロールすることなくあなたの思いのままになり
ます。これを「天国」というのです。今あなた（魂）がそうなっていれば、死んでそのままミ
ロクです。あなたにとっては大掃除など関係なくなってしまいます。大掃除を恐れるあなたは
心の掃除が必要です。あなたが天国でないならば、早く掃除を始めてください。そのまま責任　　　　　P158
転嫁を続けていれば、あなたは本当の天国を逃すことになります。