（６）甘い考えでは本当の天国には行けません

● 楽して天国に行こうというのは史上最大の間違い
　「二一世紀」になれば、今までのあなた（人類）が目指してきた（望んでいた）、今までの宗
教が語ってきた、科学が否定してきた、「地上天国」「パラダイス（楽園）」「桃源郷」「極楽」             　P159
「理想郷」「ミロクの世」が、本当の本当に実現するのです。夢ではなくて、本当の本当にあな
たの現実となるのです。「二一世紀」という時代の本当の姿は、今までの「常識」や「宗教」
に囚われている人間がいくら想像しても絶対に分かりません。今のあなたは、自分に都合よ
い「二一世紀」を作り上げて、それを「二一世紀」だと思い込んでいるだけです。そして、そ
の「二一世紀」を何とかして作り上げようとアレコレと画策しているだけです。その「二一世
紀」と同じ「二一世紀」らしきものを語っている人間に何も分からずについていっているだけ
です。
　あなたはどこかにうまい話があれば、後先構わずすぐ飛びついて、出来る限り苦労せずに、
怖いことはなるべく避けて、何とかして楽して天国に行ける方法はないか、と捜し回っていま
す。実は、その心を持っていること自体があなたが天国に行けない本当の原因なのです。あな
たが楽しようとすれば、神様は壊して潰して教えるのです。天国を壊した人間が地獄を避けて
天国へ行ける（戻れる）と思ったら、大きな大きな史上最大の「大魔違い」です。あなたがや
りたければいつまでもやっていて結構ですが、それができるのも物質の世が続く、後僅かの間
だけのことです。もう、後少しだけの「狂言」です。あなたがやりたければどうぞおやりくだ
さい。長谷さんは天国からあなたの最期を楽しんで見させていただきますが、さて、どういた
しましょうか？

● 「掃除」が終われば物質世界の掃除は何の影響もない　　　　　　　　　　　　　　　　             　P160
　「二一世紀」に変わる前には、今までの世をすべて大掃除する仕組みが用意されています。
人間が「ハルマゲドン」「三歳苦難」と言っている出来事がそれです。「心の掃除」が終われば、
物質の世界の掃除（戦争／天変地異）など何の関係もありません。地球征服の企みも原爆もサ
リンも戦争もエイズも噴火も宇宙人の襲来も何も関係ありません。他人の文句など平気のへい
さで、すべての出来事をただの映画として楽しめます。物質の世界の出来事は、心の世界にい
る存在にとっては何も影響ありません。天国を生きている者には、恐いものやヤバイことなど
全くありません。あなたの現実に怖いものがあるならば、あなたはまだまだ今までの幻想の地
獄のゲームの中です。
　「心の病気」を「薬」という物質で治せるという、「心の破壊」を「物質の学問」で直せると
いう、「神様」のしていることを「神様を無視した人間の知恵」で避けようという、「優しい神
様を創って」何とかしてもらおうという、あなたのその心を掃除しなければ、あなたがどんな
に形を治しても、どんなに悪を避けたつもりでも、最期は自らを破壊することになります。
『破壊が悪だ』というあなたが破壊を進めているのです。破壊が悪だというなら、「死」は悪に
なります。あなたのイノチを召し上げる神様は悪人ということになります。言っていることが
矛盾してますね。
　その時になってから気づいてももう遅いから、今からこうしてお教えしているのです。今か             　P161
ら準備を始めなければ、あなたが死んでしまいますから、何も見えない今ここから、長谷さん
が「キ違い」を演じてこうして語っているのです。「二一世紀」というのは、全く新しい環境、
全く新しい道具、全く新しい肉体、全く新しいルール、全く新しいシステム、全く新しい秩序
の中で、全くのゼロから新しいゲームをスタートさせることになります。神様、人間（ヒト）、
動物、植物、鉱物、すべてのすべてが嬉し嬉しの満たし合い、共存共栄、みんなが一〇〇％満
足する世界、本当の平和、自由、平等、自然を形にしていく時代なのです。『ご破算で願いま
しては～』と創り直すのです。『もう用意されている遊び場に自分が行く』のだということを
覚えておいてください。

● 二一世紀では二十世紀までのやり方は一切通用しない
　あなたが、二一世紀という新しい世界を体験したいならば、今ここでやるべきことがありま
す。二〇世紀までの古いやり方を綺麗サッパリと掃除して、二一世紀の新しいやり方をマスタ
ーすることです。あなたが、今ここでそれが出来なければ、あなたには「二一世紀」はないの
です。「二一世紀」は、一人一人が行くか行かないかの世界です。一人一人に「二一世紀」が
あるかないかという問題なのです。一人一人が二一世紀という時代に行くことで、一人一人か
らみたら天国であり、そして、神様から見れば、天国の世界が実現することになります。二一
世紀というのは二〇世紀までのやりかたは一切通用しない世ですから、二十世紀の世を何とかし     P162
ようとしている人間には、「二一世紀」はありません。地球を変えようとしているのは、神様
を変えようとしているのと同じです。日本にアメリカそのものを造ろうとしていると同じで
す。アメリカ風に町は創れますし、アメリカ人風の服装を真似することはできますが、アメリ
カという響きの土地を創ることは神様にしか出来ないのです。あなたが神様の創った天国の響
きに合わせていくしかないのです。
　神様が岩戸を閉めたということは、岩戸の中の情報を一〇〇％知ったとしても、それは岩戸
の外からみたら九九．九％の知識なのです。九九．九％を一〇〇％だと思い込んでいれば、永
遠に岩戸の外は、天国は見えません。岩戸の外（枠の外）に天国があるのです。九九．九を一
〇〇と思っていれば、最初に教える人は全部は教えませんから、教わる人間は九九．九の九
九．九を一〇〇だと思ってしまいます。それを永遠に続けた結果が、今のあなたが握っている
「知恵」なのです。あなたが持っている「知恵」というものがどれほどのものであるかお分か
りになりましたか。
　今の教師がいったいどのくらい真実を知っているかはもう明らかです。今までの教祖様は岩
戸の中の教祖です。どうあがいても天国はできません。悪を裁く、戦いを持っている宗教や不
思議を持っている学問は、この世の岩戸が開けば消え去ります。長谷さんの言うことを批判す
る、長谷さんを潰そうとする、そういう人間は、自らの持っている知恵が岩戸の知恵（「ヘビ
の知」）だと白状しているのと同じです。長谷さんがここで全部明かしたということは、もう、              P163
そのゲームは通用しないということです。やればやるほど、あなたのアホさ加減の証明をする
ことになるだけです。「バカ」と「バカ」とのバカさ加減の比べっこでしかありません。

● 自分だけ天国に行っても自分勝手ではない
　あなたが天国に行くことを決めたとき、よくやるゲームがあります。『自分だけ天国に行っ
てもいいのかな？ 自分勝手でいいのかな？』というやつです。これは、逆に言えば、『自分
だけ天国に行くことは悪いから、ルール違反を続けようかな？』『天国に行くのは厳しいから
楽をしようかな?』と言っているのと同じです。この質問が何を意味するかは明白ですね。あ
なたはいったい何を聞いているのでしょうか？　自分だけでも天国に行けば、あなた一人でも
地獄のゲームから抜けるのです。あなたが抜ければ、あなたは天国です。あなたが天国のモデ
ルになることができます。神様も嬉しいのです。問題児（我がまま息子）が一人自立するので
すから神様は助かります。あなたも人も神様もみんな嬉しいのです。何であなたの喜びをとめ
る必要があるのでしょう？
　『天国に生きたくない人間』はほっといてください。岩戸の内の善悪の知恵で「天国の方法」
を判断すれば「罪悪感」が出てきます。「罪悪感」を持てば天国ではありません。天国から見
たら、岩戸の中の戦いのゲームをしていることに罪悪感を持たない人間の方がオカシイのです。
その心が自分を消す（自分から見て、人類を滅亡させる）ことになるのですから。「罪悪感」　            P164
を持つことに「罪悪感」を持つならば、あなたは自由になります。今までのやり方に「罪悪
感」を持っているならば、自由になるのは簡単です。あなたにとっては「天国の方法」は抵抗
なくスッとできます。二十世紀までのやり方（知恵／常識）をたとえ〇．一％でも握っている
人間は「二一世紀」には生き返れません。戦いや疑いや裁きや責任転嫁の心を完全に掃除して
ください。逆だと言えば、全ての全てが逆なのです。全部逆にして、今ここで地獄の心をキレ
イサッパリと掃除してください。
　「新しい時代」は半霊半物質の状態に移行します。「半霊半物」という状態は半分霊で半分肉体、
人間から見れば、心の世界、幽霊の世界を生きるのだと思ってください。あなたの体験として
は、今あなたがこの物質世界で生きているのと何ら変わりありませんから、ここでは、新しい
時代は物質（肉体）の世ではないだということさえ分かれば結構です。「本当の天国」が物
質の世ではないのだと分かれば、今ここで何をすればよいのかは自然と分かってくる筈です。
あなたが本当のことを知っていれば、何も教育する必要はなかったのです。遊びに教育は要り
ません。
　いつまでも、今までの「宗教」や「学問」に囚われているから、こんな簡単なことも見えな
くなるのです。岩戸の外が天国だとすれば、岩戸の外に本当の神様がいるとしたら、岩戸の外
が自分の本当の故郷だとしたら、岩戸の中の自分が死ななければ（戦いの心を殺さなければ）
絶対に天国には行けません。天国の景色は絶対に見えません。岩戸の外の生き方をマスターし      P165
て死ななければ天国には生きられません。あなたが天国の心ならば、肉体を通して天国の景色
を見ることもできるのです。長谷さんがこの本を書けるのは不思議でも何でもありません。本
当は誰でもできる当たり前のことなのです。今までの世の善悪の善人をいくら演じても天国は
ありませんし、この世の悪人を演じても天国に行くこともできるのです。形の善悪ではなく、
死ぬ前の心の姿が問題なのです。

● 本当の掃除があれば策略やトリックは見破れる
　あなたの理屈も長谷さんの理屈も、結局は、まだ起きていないことですから、今この時点で
は、どちらも仮定の話となります。あなたが今ここでできることは、どちらを選択するかとい
うことだけです。どちらを認めるかということだけです。あなたが自分のイノチを一〇〇％神
様に預けられるかどうかで、選択が変わってきます。『どちらがホンモノか』というのは、『ど
ちらが矛盾なく説明できるか』という視点で見れば分かります。どちらの理屈が「全員が」
「どこにいても」「身魂のしたこと相応に（しただけ公平に）掃除をして」天国に行ける方法か、
「すべての問題を解決する方法」はどちらか、ということを考えれば、その答えは一目瞭然で
す。『そんなものはあり得ない』とやれば、もう答えは隠れて見えません。理屈というのは、
実行すれば即、方法論になります。宗教というのは、実践すれば、科学に変わります。天国の
科学を生きてください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                               　　　P166
　あなたがどっちを実行するかによって、あなたの行く先が決まります。眼に見える宇宙へ旅
行しても天国はありません。宇宙も掃除です。宇宙もろとも天国ですから、掃除なければ行く
ところはありません。特別な訓練をしなければ宇宙に行けないならば、全員に天国はありませ
ん。お金や時間が必要ならば訓練はできません。間に合いません。宇宙人が助けにきたとして
も、宇宙人が掃除できていなければ、宇宙船に乗ったあなたも掃除です。あなたが形に囚われ
ていなければ、本当の掃除をしているならば、どんな策略や引っかけがあったとしても関係あ
りません。長谷さんの本や神示にもたくさんの引っかけ（実は、掃除をしていないあなたが見
たら、の話です）が用意されています。本当のことを知っていれば、引っかけではないことが
分かります。あなたの外には悪は一つもありません。あなたに「悪の中の善」が見えないだけ
です。元々ない筈の悪を裁く本人自身が悪人です。
　あなたが天国の方法を実行すれば、あなたを支配（コントロール）することはできなくなり
ます。あなたが天国の方法に気づいては困る人々がアレコレとトリックを仕掛けて、あなたの
甘い心に罠を用意していました。宇宙旅行や宇宙開発というのは、あなたの目を「型の宇宙」
に向けて、真実から遠ざけるための策略の一つです。あなたが、目に見える宇宙というのが岩
戸の内だと気づけば、真の宇宙は岩戸の外にあると気づけば、誰がどんな企てをしようとあな
たにとっては何の関係もありません。あなたはその人間を裁く必要もありません。騙されたの
はあなたの甘い心のせいなのです。人の悪事を暴こうとするあなたが、悪を裁くあなたが、あ　        P167
なたの現実をつくった張本人なのです。自分のしたことを棚に上げて人を裁くその心があなた
の地獄を進めている本当の犯人なのです。あなたがあなたを騙しているからマインドコントロ
ールされるのです。
　肉体で過去に戻ろうとしても、肉体のまま未来に行こうとしても、無駄です。岩戸の外のト
キは動かせません。岩戸の内も岩戸の外の内です。時計を操作することはできても「トキ」を
操作することはできません。トキは神様も動かせないのです。神様もトキに従って動いている
のです。あなたが物欲を持っているから、肉体のままで、物質のままで何とかしようとするか
ら、トリックに気づかないのです。「タイムマシン」というのはまやかしです。あなたが肉体
の足で歩いていくのが基本。歩いて大阪に行ったら何時間掛かりますか？　自分の足で情報を
得ようとすればどのくらいの時間とお金が掛かると思いますか？　飛行機や新幹線に乗ってい
ることが、コンピューターで検索できることが、すでに時間を自由にしていることに気づいて
いますか？　昔を比べれば、今の世はタイムマシンだらけなのです。飛行機が遅れたことに
文句を言う資格は誰にもありません。
　基本（基準）は自分で歩くことです。自分で考えることです。自分で調べることです。自分
で作ることです。それと比べれば、一つでも人に何かをしてもらったならば、感謝しかない筈
ですが、いかがでしょうか？　本当の真実が分かったならば、『してくれない』などという文
句は出ようがありません。感謝が当たり前ならば、文句など心にも出ません。さて、あなたは　         P168
どうでしょうか？

● 神様と比べたら数の勝ち負けゲームは茶番劇
　『それを言ったらお終いだ』『それは屁理屈だ』というのは自分の理屈を崩さない為の方便
です。自分がお終いになるから、自分の理屈が壊れるから、相手の理屈を潰そうとするのです。
お終いになるのは岩戸の中だけでのことです。無限の神様から見れば、時間も距離もありませ
ん。一番でゴールしても一億番でゴールしても同じことです。一〇〇万円借りていようと、一
億円持っていようと、神様から見たら関係ありません。人間の争いや比較など「無限」と比べ
れば、何の意味もなくなります、枠を創って有限のゲームをしているから「競争原理」という
幻想があるのです。
　あなたが掃除できていなければ、先頭争いをしようと、世界中のお金を集めようと、世界を
支配しようと、永遠にゴールできません。それどころか、あなたは永遠の終わりになるのです。
長谷さん対世界五〇億人の勝負、どっちが勝ちですか？　数が多い方が勝ちですか？　岩戸の
中ではそのゲームもできます。でも、長谷さんには無限の神様、その他の人間には岩戸の中だ
けの神様が付いているとしたら、今度は、長谷さん対人類というのは、無限対五〇億というこ
とになりますから、勝ち負けは全く逆転します。神様の数と人間の数を比較しても茶番です。
数で競争しても、基準を変えれば、その場で形勢は逆転するのです。逆転して慌てないように　        P169
準備をしてくださいね。
　あなたが数や量や上下のゲームにこだわっているならば、「本当の神様」が見えていないと
いうことです。信者を集めるのも、政治家が票を集めるのも同じことです。親が子どもをコン
トロールするのも、世界征服を企むのも、素の心は同じです。無限が見えない、善悪がある、
数で見ている、形で見ている、上下で比較する等々は、すべて岩戸の中の思考（ゲーム）です。
そのままでは、岩戸の外には行けません。つまり、天国には生き返れません。今のあなたは岩
戸の外から見れば「死者」です。人間から見て「死ぬ」ことが生きることになります。死んで
生きる仕組みです。肉体の死ではありませんから、くれぐれも「自殺」だけはしないでくださ
いね。そういう「短絡思考」はもうやめて、ここに書いてあることの意味を自分でよくよく考
えて行動してください。
　人間のルールに神様を合わせようとしているのが今の人間です。神様を忘れて、自らの力で
地球を変えようとしているのが今の人間です。神様はそれを知っていて、人間が気づくように
教えながら、お知らせしながら、今まで黙っていたのです。今までそういうことができたのは、
神様が黙っていたからです。神様が黙ってやらせていたからできたゲームであることを知って
ください。
　これから先もそのままのゲームができると思ったら大きな間違いです。自分が悪いと分かっ
ているならば、人のせいにも自然のせいにも神様のせいにもできません。自分の心を変える筈 　    P170
です。神様や人や環境や社会を変えようとするのは、無恥（無知）の証です。あなたこそが穢
れた臭い恥ずかしい魂です。やっていることが全くアベコベです。そのまま進めば、自分が死
にますよ。

● 「悪」は潰さずとも勝手に潰れる
　「燃えないゴミ」というものは何処にもありません。『今までの人間の知恵では燃やせないゴ
ミ』があるだけです。核兵器を永久廃絶できるのは神様だけです。「戦いの心」がある人間が
いる限りは、自分自身を守ろうとしますから、軍隊も法律も警察も核兵器も無くなりません。
「防衛」というのは「攻撃」の裏返しです。悪を隠す方便です。「戦争反対！」の心は「戦い
の心」です。「核兵器に反対する心」そのものが戦争（核実験）の素（原因）なのです。
　肉体は神様からの借り物ですから、掃除をしている魂にとっては、核兵器は関係ありません。
「核兵器反対！」という心は『自分を殺すものは反対だ』と言っているのと同じです。勝手に
肉体を自分だと思い込んで、自分を壊すものに反対するのを正しい（当然だ）と思い込んで、
人の遊びの邪魔をしているのです。戦いは共倒れ、悪はほおっておけば勝手に潰れます。天国
の人間にとっては、核兵器は健康にも地球環境にも何ら影響はありません。遊びたければ勝手
にどうぞ、です。
　あなたは「潰す」と「潰れる」の違いがわかりますか？　潰れるものを潰そうとするあなた　　            P171
も同じ穴のムジナです。あなたは一体何をしているのでしょうか？　悪裁くが悪、悪裁く心
（本当の悪）がなければ悪を潰そうなどとは思いません。最後の最後は全員掃除ですから、悪
は一つ残らず勝手に潰れます。最後は自業自得（自滅／自然淘汰）ですから、人間から見たら
どんなに悪だろうと、神様は全部やらせているのです。自分が天国ならば、悪の遊びは、全く関
係ありません。人が何をしていようと、ただの映画です。人の悪を潰そうとする自分が潰れる
だけです。長谷さんに文句を言う心も、長谷さんを批判する心も同じことです。『長谷は悪を
許すのか？』　あなたは何を言っているか気づいていますか？　長谷さんはあなたの心を映す
鏡だと言ってありますよね。ミイラ取りがミイラにならないように、くれぐれもご注意を。
　「核兵器」も「世界征服の企み」も、物質の世、資源、肉体を纏った魂（人間）あってのゲ
ームです。神様が閉めた岩戸の中だけで出来るゲームです。岩戸の外にいる存在にはどんな脅
しも一切通用しません。どんな極悪の企みも世界滅亡の道具も何も影響ありません。岩戸の外
には悪は存在しえません。悪の心は今の物質の世界が続く間だけ使える期限付きの遊び道具な
のです。誰かがどんなに悪の宗教を作っても、誰かがどんな悪だくみをもくろんでいようとも、
それは二一世紀に変わるまでの単なるお遊びです。神様から見れば、ただのテレビドラマでし
かありません。
　神様は悪も許して形にさせています。ということは、『自らが潰れる遊びをいい気になって
やっている人間は勝手にどうぞ』というのが神様の真意です。あなたにこれが分からないのは        　P172
なぜでしょうか？　神様は何にも影響されずに誰もコントロールせずに自立して生きられる本
当の生き方をちゃんと教えているのに、それを無視して自分だけ勝手なゲームをしているので
すから、教祖にも信者にも、支配者にも被支配者にも、どちらにも同情の余地はありません。
その遊びに参加している。その遊びを潰そうとしている、全員が同罪です。あなた自身も同じ
穴のムジナです。

● 悪を裁くゲームができるのは岩戸の中だけ
　『自分は悪くない』と言っているあなたこそが「悪人」です。心に善悪ない者には「悪」は
見えません。故に、悪を裁きません。悪から逃げません。罪悪感は持ちません。心に悪がない
者は『悪くない』とも『悪い』とも言いません。『自分は悪くない』と言うということは、『悪
くない』ことを証明しようとしているのですから、あなたは「悪」を持っています。
　あなたの言う「善悪」は相対の善悪です。『どっちが善か（どっちが悪か）』という形を比較
するゲームです。あなたがまだ岩戸の中にいる証です。神様の世の悪人が悪の世の悪人を裁く
茶番劇です。善が悪を裁くゲームができるのは、善悪ある「相対二元の世界」だけです。神様
が黙っている間だけです。悪は自滅です。天国には悪はありません。悪は初めから存在できま
せん。悪が存在できたのは、岩戸を閉めた、閉じた世界の中だからです。掃除をするための道
具だからです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                   P173
　自分の外側に「悪」というものがあるならば、全員が「悪」と言います。悪だけですから、
悪という思考もありません。「悪」を「善」に置き換えても同じことです。自分が善で相手が
悪だから、裁くことができるのです。「喧嘩」というのは、自分が善で相手が悪、つまり、相
手から見れば自分（相手自身）が善であなたが悪になるのです。結局は、善と善の戦いです。
悪と悪の戦いでもあります。悪の潰し合いごっこです。言い換えれば、自分自身の潰し合いご
っこです。
　同じものが善と悪に見える原因はそれを見ている本人の側にあります。自分が善悪持ってい
ることを当たり前だと言って、平気で人を裁くということができるのは、マコトの善悪を知ら
ない証です。「善だけ」ならば悪はありません。本当の世になれば悪は消えます。あなたが悪
ならば、あなたは「天国」の扉が開いた瞬間に消え去ります。あなたはいったい何をしている
のでしょうか？

● 全く知識がなくても真理はつかめる
　長谷さんの語っていることを理解するのに知識の有る無しは関係ありません。知識がないか
ら分からないのではありません。知識がありすぎるから分からないのです。長谷さんの言うこ
とを岩戸の中の知識（基準）で裁いているのです。これは悪の考えで、これは間違っていて、
これは良くない考えで云々と今まで学んだ知識を持ち出して、総動員して、何とか長谷さんを   　     　P174
潰そうとして裁いているのです。そのこと自体が悪だと長谷さんは言っているのですが、分か
っていますか？　長谷さんのことをウソだというならば、あなたの心にウソとホントが同居し
ていることになります。あなたの心は二つに分かれていることになります。あなたの心は一つ
に統合できていません。
　あなたが分裂の心をもっていれば、あなたは外を裁き続けます。医師の国家試験も司法試験
も教員採用試験も警察官採用試験も全員が一〇〇点ではありません。たとえ一〇〇点であって
も、それは岩戸の中の知識（ルール）です。全部を知らない教師が人を教えたら、一〇〇は渡
せません。医師や弁護士が人の相談を受けても解決はできません。不完全な知識を人に教え、
不完全な知識で人を裁いているのです。岩戸の中の神様を見ている教祖様に習ったらどうなる
か。あなたは本当の天国へは行けません。あなたが天国ならば、教祖様も教師も必要ないので
す。あなた自身が教祖であり、教師なのです。あなたがあなたのルールブックになれば、あな
たの天国が実現します。
　表面の字ヅラだけを見て、長谷さんが神示の解説をしているとか宗教だとか思ったら大間違
えです。この本には神示には書いていないことが山ほど書いてあります。長谷さん自身の体験
がなければ書けないことが沢山書いてあります。とは言っても、見方によっては解説をしてい
るとも取れますから、そういうあなたには、長谷さんが何を言おうとすべて言い訳に聞こえる
でしょうね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                  　　P175
　これは長谷さんにしかわからないことです。あなたが長谷さんの言っていることを信じない限
り、表面上はウソにもホントにも見えます。あなたが全部を手放して、長谷さんの言うことを
素直に受け入れれば、真実が見えてきます。長谷さんがウソを言っているとしても、あなたに
は直ぐにそのウソが見破れます。あなたは、長谷さんの本から真実を学ぶつもりがあります
か？　あなたが長谷さんを疑っているならば、何の役にもたたない長谷さんの本をいつまで読
んでいるのですか？　もし「長谷を潰そう」として長谷さんの本を研究しているなら、それは
無駄な努力です。
　本当に正直になってください。長谷さんは、物質の形、社会の出来事、型を使って（この世
の道具に翻訳して）、神様の意思、神様の計画、神様の仕組みを分かるようにお伝えしている
のです。あなたが長谷さんを疑うのが悪を持っている証です。分からないことがあるのが岩戸
の中の知恵の証です。知識がありすぎて、心が曇りに雲って、本当の青空が見えていないので
す。分からないことがあるなら黙って聞いていてください。真実を知りたいなら疑うのを一切
やめてください。あなたが今までのやり方を続ける程、自分の首をしめ、自分の無知を自ら白
状しているのと同じです。何回でもしつこく聞きますが、あなたはいったい何をしているので
すか？
● 自然とは一切操作をしないこと　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                        　P176
　二〇世紀までの「物質の世」を新しい組成の世に転換するということは、あなたの肉体もそ
っくり全部交換するということです。つまり、人間の視点から見れば、今回に限っては『死ん
で生き返る仕組み』なのです。二〇世紀までの自分をゼロに戻して二一世紀の服を着なければ
本当に本当の死（滅び／消滅）を迎えることになります。肉体上の健康を保とうとしても、核
兵器を無くそうとしても、公害対策をしても、病気を予防しても、補強工事をしても、金融シ
ステムを再編しても、悪を裁いても、何の意味もありません。無くなるものを無くそう（守ろ
う）とするのはアホの証、自然に消えるものを消そうと操作するのが、二一世紀になれば直る
（解決する）ものを何とかしようとするのが、アベコベをやっている証です。天国に行けばす
べてのすべてが解決するのです。
　「自然」とは一切操作しないことです。一〇〇%自然か一〇〇%操作か、どっちか一つで
す。〇＝一〇〇です。表＝裏です。今のあなたは自らで墓穴を掘って喜んでいるのと同じです。
狂人そのものですね。誠の知恵を何も知らない人間が出す、操作が一つでも入った情報をいく
らインターネットを使って収拾しても真コトは見えません。『自分が何のために生きているの
か、自分はこれからどうしていいのか分からない』というのは、あなたが本当の神様を知らな
い証拠です。
　「自然との共生」というのは、「神様との共生」ということです。形の自然を作ってその中で　              P177
いい気分になっていても意味がありません。「神様と共生」しない限り、形に表れた自然との
共生も出来ません。自然を何とかしようとしているのは神様を何とかしようとしているのと同
じです。神様に抵抗して共生をしようとしても無理ですね。悪の心を矯正して共生できるよう
になってください。あなたがあくまでも自主的矯正を拒否するならば、最後は強制執行で矯正
を促します。
　この本の文章を読んで「恐ろしい」「狂ってる」「冷たい」「変だ」云々と甘いことを言って
いる方々には二一世紀はないと思って頂いて結構です。永遠の天国はそんなに簡単には手に入
りません。あなたが今までやっていることを全部引っ繰り返さなければあなたには天国はない
のです。
　長谷さんはわざとウソをつくこともあります。長谷さんの本にはトリックがあります。あな
たが☉の目を持っていれば見分けられます。ウソとホント、矛盾が一つになります。長谷さん
の冗談を笑い飛ばせます。長谷さんを責めることはしません。そういう見方もあるね、と客観
的にクールに見られます。あなたが長谷さんや神様や外の形にしがみついているならば、ワザ
と鬼になってアホになってトボけてダマしてあなたをあきらめさせることもします。あなたか
らの信頼が無くなるようなことをしてあなたを離れさせることもします。騙されなければあな
たは気づきませんから。

● 「心の掃除」ができていれば何も心配はない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                     　P178
　長谷さんがホントのことを言っていても、あなたからはウソに見えることがあることも覚え
ておいてください。本当は、長谷さんがどんな表現を使おうと、あなたはそこからマコトを見
分けることもできますから、長谷さんの言うことも含めて、あなたの回りにはウソというもの
は存在しません。あなたがウソだと見ているからウソになるだけです。長谷さんを批判するあ
なたがウソツキなのです。あなたが本当の天国を生きているならば、長谷さんの言うことはす
べてホントです。あなたがあなたに騙されているのですから、「騙された」と人を責めるのは
オカシイことです。
　あなたが「二一世紀」のやり方をマスターしていなければ、それこそ、何を語っても、全部
夢物語になってしまいます。あなたの心の掃除がなければ、あなたが今ここで何を知っても何
の意味もありません。過去生を知っても、未来生を知っても、ハルマゲドンの様子を知っても、
神様の系譜を知っても、神社のお参りのやり方を覚えても、宗教の分類をしても、予言を集め
ても、何の意味もありません。それは、ただの知識の蓄積にすぎません。掃除の出来ている人
には予言も占いも必要ありません。先を知ってから動こう、安全だと確認してから動こう、い
ざという時のために情報を蓄積してから動こうというのが、既に掃除のない証です。準備不足
のまま大掃除に突入です。
　最期の「世の大掃除」というのは、今回が初めで最期の一度コッキリの前代未聞の出来事で　  　     P179
す。心の掃除をしていないあなたには皆目見当もつきません。大掃除のことが分かるというな
らばそれはあなたの勝手な想像です。心の掃除をしていれば、何が起きるかは気になりません。
恐ろしいことも、悲惨なことも、想像しません。あなたが心の掃除をしていれば何が起きても
安全です。心の掃除をすることが究極の「安全対策」なのです。どんな状況が来ても動じない、
オールマイティな問題解決策なのです。安全だと分かっている人間が、危険だ、危ないから
やめろ、とは言いません。あなたが何かを心配したり恐れたりしているということは、掃除が
できていない証拠です。
　道具というのは使わなければ永遠に身には付きません。長谷さんの本を幾ら暗記しても智慧
にはなりません。あなたが分かったところから、分かったことをどんどん実行してください。
あなたがいいと思ったこと、こうだと思ったことをそのまま実行してください。あなたが間違
っているかどうかを人に聞く必要はありません。あなた自身がどう思うかです。あなたの質問
にあなたの回りが誰も答えてくれなかったらどうしますか？　あなたの回りがぜんぶ壁、鏡だ
ったらとしたらどうしますか？　あなたの質問の答えはあなたが必ず持っています。あなたは
自分の答えを確認しているだけです。わざわざ確認しなくても答えは決まっています。体験か
ら真実を学んでください。