（１） 自分自身の心に出てくる言葉を素直にそのまま行動に
        移してください

● あなたがあなた自身に約束したことをすべて実行してください　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　P14
　本書上巻を読んで、あなたはもうお気づきでしょうが、「言行一致」「自己統一性」「自分に
素直に行動する」「自分を一つにする」「口心行」「☉」「ＡＬＬ ＯＫ」「無条件の愛」を実行
する（すべて同じことを意味します）というのが、新しい時代へと移り変わる掃除のプロセス
での一人一人のレッスン（生き方／ものの見方／宗教／癖を変えるための修行／訓練／練習／
実験）でのキーワードとなります。自分以外の人に対して、それをやっている「フリ」をする
表面上の一致ではなく、あなたがあなた自身に約束した通りのことを全部（一つ残らず素直
に）実行するということです。人に良く思われようとしているならば、あなたは天国ではあり
ません。自分の本心にウソをつくことが善悪分ける心を持っている証です。あなたが完全に自
由でない証です。
　あなたの内を一致させること、完全に自由になることが天国への切符です。『それでいいの
かな？』と言えば、あなたは全部実行していません。『本当にそれでいいのかな？』と言えば、
後は堂々巡りです。あなたはいつまでそのゲームを続けるのですか？　天国というのは一つの
世界、「全」の世界（善悪分けない世界）です。悪がなければ全部行動できます。外のものを　　　　　　P15
一切裁きませんから、自分からは人に口出ししません。「全」が天国ですから、『いいのか
な？』という問いは天国を遠ざけることになります。自分にウソをつくことは神様にウソをつ
くことです。神様にウソをつけば、ルール違反の人間に従おうとしているのと同じですから、
あなたに天国はありません。
　天国に生き返りたければ、結果が人にどう見えようと、どんな体験をしようと、どんな恐い
ことが起きる可能性があろうと（それは可能性であってあなたが悪を避けているから想像でき
るものです。あなたはそれが起きるのが嫌だから避けるのです。あなたがあなたの創った悪で
あなた自身をコントロールしていることになります。悪避ければ全には戻れません。）あなた
の内側の声と外側の行動を完全に、常に一致させることです。文字通り、自分自身を完全に一
つにして行動することです。自分自身と約束したことは、回りはどうであっても、必ず果たす
ということです。
　自分にウソをつけば天国はありません。神様にウソをついているのと同じことです。『天国
はいらない』といっていることになります。あなたがどんなに逃げても、今までのルール違反
は最後には全部清算することになります。どんなことがあっても自分自身を決して裏切らない
という生き方を実行するということです。あなたには「死」はありませんし、長谷さんという
前例（善例／全霊）がありますし、神様がついていますから、一人にはなりません。神様の世
界ではあなたの味方は無数にいます。今までいい加減に適当に誤魔化して自分にウソをついて　　　　P16
行動しなかったことを、実際にすべて行動に移すということです。あなたがすることは、本当
はそれしかないのです。
　あなたはあなたの言う通りのことしかできません。『したいけど～したら困るからしない』
と自分の言う通り『「しない」ということをした』のです。その結果を人のせいにするならば、
始めから自分の本当にしたいことを全部やることです。どっちにしても、あなたのしたことは
あなたの責任です。自分の自由な選択の結果起きたことはあなたの責任です。責任からは逃れ
られません。

● あなたが今まで振り出した「約束手形」をすべて清算してください
　それは、今まで自分自身（同時に神様）に対してふりだした「約束手形」をすべて清算する
ということです。「約束手形」を不渡りにするということは、どういうことなのか、よくご存
じのはずです。今までのあなたは、その支払いを延ばし延ばしにして知らん顔を決め込んでい
ただけです。二一世紀への大掃除が迫っていますから、「後で」はもうありません。「先送り」
はもう出来ません。あなたが滞納した分だけ一括払いですから、あなたが責任を逃げた分だけ
厳しくなります。
　あなたが知らん顔をしていようとも、もう支払い期限が迫っているのです。ここで全部返さ
なければ、あなたには天国はありません。ビジネスの世界ではこういうことは許されませんよ　　　　　　P17
ね。この世でも、手形を不渡りにすれば、制裁が待っています。ドロボーは逮捕されて刑務所
行きです。借りを創ったのはあなた自身です。借りを返さないのはドロボーです。借りたもの
をすべて返せば、今までどんなに悪どいドロボーであっても、天国に行けるのです。誰かがあ
なたを裁くのではなく、あなたがしたことを返すだけです。自分のしたことはすべて自分で責
任をとってください。自分が選択して行動したことの結果を絶対に人のせいにしないというこ
とです。
　「約束手形を清算する」というのは、見えない世界のメカニズムが、この世の物質のお金ゲ
ームで型として現れたものです。形の世界で借り（ドロボー）のシステムを型にするとローン、
カードシステムになります。このシステムを使って得しようとした人間が何人いたでしょう
か？　その甘い誘いに乗って、楽してオカネを得ようとした人間が何人いたでしょうか？　そ
して、その挙げ句が、バブルの崩壊、不良債権問題、金融システムの破綻となるのです。『そ
の遊びはうまくいかないよ』と教えてくれたのです。「お金」ではマコト☉も天国も手に入り
ません。お金を溜めるほど、あの世の借金を増やしているのと同じです。お金は目に見える型
です。型示しです。あの世の借金（ドロボーの心で楽をして人から取ったものや体験や自由）
を返さなければ、あの世では生きられません。
　この世で創ったものはすべてこの世で返済してください。あなたは借金で借金を返せる（清
算できる）と思っていますか？　最後は結局自分自身から借りる（自分が苦労して動いて返　　　　　　　P18
す）ことになります。あなたが自分のエネルギーを使って、自分が動いて清算しない限り、あ
なたの借りは消えません。カード破産というのは借りで借りを返すとどうなるか、という型示
しです。お金の仕組みは心の仕組みの映しです。お金という形のやり取りの方法をいじくって
も意味がないのです。今までの金融システムをいじくっても何も解結しないことがもうお分か
りになりましたか？　如何に楽してお金という形を手に入れるか、如何に苦労せずに自分だけ
の天国を得るか、あなたは今までそういうことをしてきたということです。

● 「掃除の道具」を総動員して早く借りを返してください
　今までは、あなたが人に対してしている「請求」や「督促」や「債権回収」を自分がやって
いなかったのです。「お金の借り」があるかないかの問題ではないのです。それも含めて、神
の世界のルールに違反した瞬間に、神様のものを取る（他人のものを奪う／人の自由を奪う）
ことになるのです。神様に責任転嫁をすることになるのです。神様のものを取って、それを又
貸しして、お金を回収しようというのは、神様からドロボーしようとしているのと同じです。
損害賠償や返済請求や責任追及（苦情）は、神様に『カネをよこせ』と言っているのと同じこ
とになるのです。
　あなたが借りを清算する意思があるならば、今までのゲームをキレイサッパリやめることで
す。「やめる」と言っておいて、たとえ一％でもやっているならば、それこそ真っ赤なウソで　　　　　　　　P19
す。一〇〇％やめてください。損したくないというならば、あなたはますます、返済を厳しく
しているのと同じです。ゼロには得も損もありません。今一〇〇万円あって六か月後も一〇〇
万円、返済額は変わって居ませんが、返済期間が短くなっているのですから、返す労力は増え
ています。返済期間が永遠にあるのでしたら、後ろに延びるだけですから、労力は同じです。
でも、後ろが切られた、ということは、期限がついたということは、つまり、返済が厳しくな
っている、額が増えているのと同じです。結局、借金を積んでいるのと同じです。あなたの自
業自得です。気づいた今ここから返済に入らないと本当の「自己破産（魂の死／魂の財産の没
収）」が待っています。
　これも「現行不一致」の一つの例です。今まではどうにでも屁理屈をつけて返済を延ばすこ
とができましたが、今回はもうその期限が設定されたということですから、あなたが今世で、
今までのすべての転世でのあなたの借りを、お金も含めて全部支払わない限り、ゼロにしない
限り、あなたは新しい時代には行けないのです。あなたが最後まで返済を逃げるならば、あな
たの体験という財産と引き換えにあなたというイノチは終わりです。あなたは財産を渡せば済
むと思ってるでしょうが、魂が消える前の地獄の体験は避けられません。しただけのことをし
て返すのです。渡しただけのことを引き受けるのです。苦しめただけのことを苦しむのです。
これで差引ゼロです。あなたが今使っているオカネも家も自動車も服も保険も地位も名誉も信
用も肉体もすべてのすべてが掃除の道具に変わっています。物質の道具、物質の世界のシステ　　　P20
ムで得たものは一つたりとも次の世へは持って行けません。掃除の道具を総動員して掃除を進
める（清算する）ことだけがあなたのすることです。あなたの「ドロボーの心」「楽しよう精
神」を全部掃除して自分で歩いてください。

● あなたが「いらない」と言うまで神様は与え続ける
　これは、あなたが、形の世界に嵌まって、魂の世界の約束不履行を続けてきた結果であり、
借りの清算プロセスでどんなに苦しく感じても、どんなに酷い姿になっても、どんな体験をし
ても、それはすべてあなたの責任です。人は言うに及ばず神様すらも責められません。神様は、
あなたがその気になれば、厳しいなりにもすべて清算できるようなメカニズムを用意してくれ
ているのです。
　神様は、「やれ」というなら「できる仕組み」を準備します。神様は、全能であり、無限の
手札を持っています。最後まで「俺のものを取った」などとは言いません。「借りたものを返
せ」と言うだけです。利子も延滞料も取りません。神様は、幾らでも資源を創りだせますから、
無限からいくら取っても無くなりませんから、神様から見たらドロボーにはなりません。あな
たが取っただけ重くなって動けなくなるだけです。あなたが食べるのをやめるまで神様は与え
つづけて動けなくして気づくようにしてあるのです。あなたが『もういらない』というまで永
遠にくれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　P21
　『とったとられた』『やったやられた』といって大騒ぎしているようでは、神様の心など全く
分かっていません。あなたは一体何を取った（やられた）というのですか？　あなたのものは
初めから何もありません。あなたは神様の持ち物を勝手に自分のものにしているだけです。
『取られた』『被害を受けた』というセリフは、あなたが神様の借り物を所有している証拠です。
　あなたが、神様の通りに生きていれば遊び道具は無限に与えてもらえます。あなたは取られる
ことも取ることも必要ありません。神様は、自分のものを取ったあなたという「ドロボー（悪
人）」にも道具をくれているのです。あなたという魂のイノチがあるから、あなたは文句を言
えるのです。肉体も服も言葉も家も全部与えられています。人間という体験をさせてくれてい
るのです。あなたがその道具を使って掃除をするならば、天国を与える用意もしているのです。
　あなたは一体何に不満があるのですか？　あなたは何を貰えば満足なのですか？　神様のル
ール違反をした魂は本来ならばイノチが無くなっても文句は言えないのですよ。あなたが神様
の世の善人になったらどんなに素晴らしい道具を頂けるかはもう目に見えていますね。

● あなたが『やる』と決めたことは形になるまでやってください
　神様は、あなたがどんなに取っても、ドロボーだと言って裁くことはしません。あなたが取
っただけ苦しくして教えるだけです。あなたが取った積もりはないのに『取っただろ』などと
は言いません。心を全部見ていますから。故意か過失かは分かるからです。悪にも平等に機会　　　　P22
を与えてくれています。悪人から掃除の道具を取り上げることはしません。あなたの態度次第
で、最後の最後は天国の道具も用意して待ってくれているのです。あなたが取っただけ返すの
が厳しくなるから、悪人ほど厳しくなるから、メグリ（借り／ズル／楽）相応に掃除が必要で
すから平等です。だから、神様は悪人にも道具を与え続けて、自主的改心の機会を渡している
のです。
　神様の意思（真意／神意）は分かりましたか？　後はあなたがどういう態度をとるかという
ことです。そして、神様は約束は必ず守ります。神様は自由に何でも創れます。約束を破る理
由はありませんから、人間のようにウソはつきません。ズルもインチキも策略もありません。
　これには例外は一切ありません。身分も前科も国籍も関係ありません。全員が神様の世の掟
破りです。犯罪者です。人のすることをツベコベ言う資格は誰にもありません。神様のせいに
もできません。あなたが今まで冗談だと言って済ませてきたことも含まれます。冗談も本気も
ありません。やるといったことはすべてやってください。全員が神様の子（信者）です。今ま
でのゲームでも、あなたが一度やると決めたなら、例え何年かかろうとも、何世かかろうとも、
できるまでやればできたのです。あなたは、それを「時間」や「お金」や「前例」が無いこと
を理由にして途中で勝手にあきらめて、『できないできない』『どうしようどうしよう』と言っ
ていただけなのです。悪くなることを避けて、損することを避けて、ルール違反のまま、取っ
たものは出さないで、自分は動かないで、人を脅して、動かして、人の自由を奪って、自分だ　　　　　　P23
けの天国を得ようとしていたのです。その挙げ句、自分の首を締めているのです。自分で自分
を動けなくしているのです。
　楽しては、本当の天国は来ません。自分の尻も拭けないアマチャンには天国はないのです。
あなたが自分で歩く苦労をして始めて今までの「過ち」を清算できるのです。やることをやら
ずに（適当にやって）天国に行こうなどという虫のいい話はキレイサッパリ無視されます。

● 「しない」言い訳を探している暇があったら心の掃除を始めてください
　あなたが方法を選ばなければ、必要なものはすべて与えられます。「時間」や「お金」や
「方法」の方からあなたの所へやって来ます。あなたが歩いていけばすべて用意されます。あ
なたがそこにいて口を開けていてもやってはきません。『俺のところに来い！』と言っても、
神様は動きません。最後の神様はあなたが何をしようとも絶対に動きません。不動神です。あ
なたが来なければ宝物は渡しません。あなたが苦労を厭わなければ、わざわざ泥棒をしなくて
も、あなたが『エッ？』と思うような形でくれます。あなたから見れば、向こうからやって来
るように見えます。あなたはただ、来るまで、出会うまで、できるだけやり続ければよいだけ
です。非常にシンプルです。
　あなたが自分の責任を取っていれば、制限は何もありません。あなたがしたことに責任をと
る（人に一切文句を言わない）ならば、何をしてもよいのです。あなたがしたいことを止めて　　　　　　　P24
いるのはあなた自身なのです。あなたが『GO！』とさえ言えば動けるのです。誰かが『や
れ』と言ってできるならば、今でもできるのです。あなたが創っている制限は、すべてあなた
が創った幻想です。あなたが、怖いこと、辛いこと、損することをやらなくて済むようにする
ための言い訳です。そして、その結果、逆に、自分自身が動けなくなっているのです。自分が
自分を騙した結果が自分に返ってきているのです。あなたが人の自由を奪った結果、あなたの
自由をあなたに奪われているのです。取ったものを返せば自由になります。簡単な道理ですが、
ドロボーの目には見えませんね。
　あなたがこれを一〇〇％実行しているならば、あなたの中に「できないこと」や「いいかげ
んなこと」や「むりなこと」や「あり得ないこと」や「邪魔をするもの」や「制限」は一切存
在しないことになります。あなたが言ったことは、あなたにとってはすべて「実行すべきこ
と」であり、「実行したいこと」であり「実行可能なこと」になります。逆に言えば、あなた
が「できない」「難しい」云々と言っているならば、あなたは言い訳を創ってやっていない証
拠です。今まで掃除を、返済を、さぼっていた証拠です。あなたがさぼるための言い訳を外に、
押しつけているだけです。あなたができない理由は外にあるということになりますから、結局、
あなたは自分の怠慢を棚に上げて、人のせいにして、『できない』と言っているだけのことで
す。掃除さぼりは丸見えです。最後は自分が大掃除に巻き込まれるだけです。分かったら、さ
っさと掃除を始めてくださいね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　P25

● 「時間」も「死」も「お金」も「できない言い訳」には使えない
　あなたが「無理だ」と言えば、永遠にそれはできませんし、あなたが「できる」と言えばす
べて可能なのです。結局は、すべてあなたが言った通りになっているのです。あなたの学んだ
岩戸の中の屁理屈で創ったルールを基準にして、あなたがあなたの都合で楽をしようとして、
勝手に「できない（しない）」と決めていただけなのです。それが逆にあなたにとって不都合
になるとは知らなかったからできたことです。すべてはあなたが言った通りになっています。
「できない」と言えばできません。『○○があるからできないんだ』と言えば自分が動けないだ
けです。霊が先で体が後ですから、心の通りに形になります。心のまま形で体験します。言っ
たことが形になるのです。
　『○○があるからできない』と言っているから「できない」のです。あなたは自分が創った
形を理由にして『できない』と言っているのです。何かオカシイとは思いませんか？　つまり、
あなたができないといえば永遠にできないということです。それがこの世（あの世／神の世）
の仕組みです。逆に言えば、あなたがしたいならばその通りに行動すればすべてできるのです。
あなたはできるかどうかを心配する必要はないということです。あなたが何かを恐れているか
ら行動できないのです。そのイメージはあなたの創りだした幻想です。自分でつくったものを
自分で怖がって、自分は動かないで人を動かそうという自分勝手なお芝居を演じて、人に迷惑　　　 　P26
をかけてきたのです。
　あなたは魂ですから、魂が肉体という服を着ているだけですから『死んだら困るから』『時
間がないから』という理屈は本来は通用しません。あなた自身は何回でも肉体を着替えて続き
ができたのですから。枠を創って行動すれば、必然的に人のものを取ることになります。
　あなたが言うことは、すべて実現します。あなたが動かなければ人を動かすことになります。
人のルールを変えることになります。あなたが動くか人を動かすか、です。どっちが自然か、
どっちが迷惑か、分かりますね。あなたが言ったことをすべて寸分違わずやってください。で
きないという言い訳（責任転嫁）はもう通用しません。「自分だけ勝手」な行動をするほどあ
なたが苦しくなっていくだけです。今までツベコベ理屈を並べてやらなかったことをやること
で、逆に、人に迷惑をかけるのをとめることができるのです。今まで人に渡した苦労を今度は
あなたがするのです。自分のしたことを、自分の避けたことを、今ここからぜんぶやるだけの
ことです。
　あなたがしただけのことが返るのです。返ってきたことはあなたのしたことです。何か文句
がありますか？　あなたが苦労を避けた分、苦労を人に渡したのですから、あなたが楽をした
分、苦労をして清算できるのです。実は、これが『自分の言ったことに責任をもつ』というこ
とです。自分のしたことが返ってきたのですから、返ってきたものに関して、人や神様に文句
を言う筋合いはありません。あなたがしたことを清算しなければ、あなたに天国はないのです　　　　　 P27
から、苦しい状況というのは実は、天国へいくための教材なのです。苦も楽も両方とも感謝で
す。文句など入る隙間はどこにもありません。あなたの回りには悪い状況や悪いものというも
のは何処にもありません。

● 「自分のしたことに責任を持つ」ならば何をしても自由
　『自分のしたことに責任を持つ』これだけが掃除のルールです。つまり、人には一切文句は
言えないということです。一切愚痴は言えないということです。あなたがこれを守るならば何
をしてもよいのです。あなたがあなたを裁く必要もありません。これを全員が守れば、法律を
すべて外しても混乱はありません。この道理が分からずに責めつづける者同士が共食いをする
だけです。神様はそういう者は勝手にやらせますから、あなただけはそのゲームをやめてくだ
さい。お互いに完全自由ならば、責めるというゲームはありえません。神様の真意がわかった
らできない筈です。実は、このルールさえもルールにはなりません。責任を持つのが当然です
から、わざわざルールを決める必要はないのです。これが不文律となります。それが当たり前
なのです。責任転嫁を平気でやっている今のあなたから見れば『自分のしたことに責任を持
つ』という言い方になるだけです。本当は、法律などただの一つも要りません。六法全書どこ
ろか、法律の条文すらも要らないのです。
　遊びのルールをコロコロ変えるのは自由ですが、このルールだけは永遠に変わりません。天　　　　 　P28
国ではこれが当たり前ですからわざわざ議論したり教えたりする必要はないのです。ただ、今
まで人の責任にし続けてきた人間に教えるためにこういう表現になるというだけです。法律に
従って生きてきた人間が天国に戻るまでの一時的な表現に過ぎません。法律好きのあなたに☉
の法律をプレゼントするとしたらこうなるよ、ということです。☉が当たり前になったら、こ
のルールすらいらなくなります。全員同意の☉ですから。あなたは自分の責任をとることが癖
になりますから。
　悪あれば天国無しです。自分の内の悪を外から見せて頂いたのですから悪にも感謝です。
『そんな理屈は変だ』というのは、まだ分かっていない証拠です。このルールさえ守れば、何
をしても結構です。法律を全部外しても混乱しません。犯罪は起きません。犯罪というのは人
の責任ゲームが基本にありますから、そのゲームをしている本人だけが動けなくなるだけです。
でも、あなたがしただけのことは避けられません。壊しただけ壊されます。破壊は避けられま
せん。あなたがどんなに抵抗しても止められません。事故を避けようとするから事故になるの
です。故意に破壊することはしません（できません）から、犯罪はないのです。あなたが故意
に破壊しようとすれば、自分に返って来るように神様が動きますから無駄なことです。過失で
壊れたのは気にしないでください。但し、故意に壊したのに『過失だ』というズルは通用しま
せん。倍になって返ってきますよ。
　あなたがルール違反をしていないならば、あなたは何も心配することはありません。本当に　　　　　 　P29
危険なことは、実は、神様から離れること（☉に違反すること）なのです。最後の最後まで、
あなたには「死」はありません。あなたが掃除を始めたならば、死んでも続く掃除です。掃除
が終われば天国です。掃除あれば死はありません。死という幻想は消え去ります。あなたが本
当の自由とは何かが分かったならば、人がすることを禁止する理由は無くなる筈です。「禁止
は禁止」が掃除のルールです。人にも自分にも禁止することは禁止です。「制限」を制限すれ
ば自由に戻ります。
　とにかく、人にではなく、自分が自分に対して最後まで責任を持って行動をしてください。
あなたが掃除を始めれば、人のすることにかまっている暇はなくなる筈です。